高卒の、何の資格も持たない私が、人生ステップアップのために数々の仕事を経験してきた話です。
突っ走ってきましたが、あらためて自分を客観的に見ると、いつの間にかアラフィフのおばさんになっていました。
若いつもりでいても、いつも転職を考える際には年齢を実感します。
母のような、家事も適当に、昼間はお友達との集会か趣味に明け暮れる専業主婦になることが夢だったのに、いつからこんな人生になったのか・・・?
結婚は二回しましたが子宝には恵まれず、人生も半ばになって、仕事に生きることが私の宿命であり、今世での天命なのだと今は確信しています。
私は今まで “自分にできない仕事はない” と、あらゆる業種、職種に挑戦してきました。
ステップアップのための転職や、興味があれば昼夜問わず副業もして、やりたいと思う仕事は全部やってきました。
だから、今、後悔はありません。
仕事は、 “私の人生” と言えます。
これまでの経験・専門性を活かして在宅正社員として働こう!【#リモワ女子】
これから紹介する内容は、2年ほど前に “人生最後の仕事” にしようと決めて正社員となった会社が、 “ブラック” で、その仕事を辞めるまでの当時の心の葛藤といきさつを記したものです。
かつて転職の際に、こんなにも悩み、考えたことはありませんでした。
今は、この経験をして私の人生はまた大きくステップアップできていると感じるので、 “人生最後の仕事” 選びが間違いだったことに気づけてよかったと思っています。
おかげで現在、 本当に “人生最後の仕事” と思える目標に向かって、転職準備中ですから!
人生最後の仕事として選んだ会社が “ブラック”
2年ほど前にアラフィフの私が、 “人生最後の仕事” にしようと正社員になったのが、不動産建築の提案営業の仕事でした。
若い頃から不動産物件を見ることが好きで、建築にも興味があり、いずれ不動産に携わる仕事をしてみたいと思っていました。以前一度だけ、不動産賃貸仲介の仕事に応募したことがありましたが、撃沈していたので心残りがあったのです。
職種は、一軒一軒アポなしで訪問するいわゆる “飛び込み営業” です。
これは、物心がつき将来の夢を考え出した頃から、『絶対にやりたくない』『自分には無理だ』と思っていた仕事でした。
しかし、若い頃からいろんな職種に挑戦してステップアップしてきた私は、その職種が実は一番向いているのではないかと思うようになりました。
プラスして、
・高収入(契約が取れればかなりのインセンティブがもらえる)
・ステータス(自分の働きかけによって建てられた建築物が残る)
に目が眩みました。
入社後は、中途採用された仲間が全国から集まり一週間びっしり研修です。
社会人としての基本的なマナーから仕事をする上での基礎知識までを学び、さらに、日替わりで訪れる成功者からの経験談によって『ポジティブに考え、めげないで諦めずに頑張れば、きっと成果は出せる』ことを繰り返しインプットされました。
私も、もともとそういう考えには賛同しているので、“自分の頑張り次第ですぐにでも成功者になれる” とモチベーションが上がりました。
しかしもちろん、そう簡単に成果を出せるものではないということも分かっていましたし、相当の忍耐とメンタルが必要だということも充分認識した上で、それに耐えられる自信がありました。
お給料には1日1時間30分のみなし残業分が含まれていて、月給は一律30万円(手取りで25万円ほど)でした。入社初月から、先輩社員と同額のお給料です。(契約を取っている先輩は、インセンティブがプラスされていますが、未契約の場合は同額です。)『何も成果がないのに、申し訳ないな』という気持ちでした。
朝出社して、スケジュールボードに訪問先の予定を記入し、簡単な清掃、体操をしてから、全体の朝礼が始まります。
その後、各部署でのミーティングです。それぞれ『今日の目標』を発表し、所長にハッパをかけられてから、目的地に向かいます。午前中は、複数で先輩の車に乗り込んで向かい、それぞれの担当地域で降ろされ、お昼頃にお迎えが来るまで歩き回るというスタイルです。携帯しているiPadには、しっかりGPS機能が付いていました。
個人宅でも会社でもとにかくしらみつぶしに訪問し、どこかに土地を所有している人がいないかを聞き取り調査します。
平日の昼間は不在が多いですし、インターホン越しで不審がられて終了することも普通で、たまに話ができたと思うとまったく土地所有には無縁の方で、ただただ暇つぶしの世間話に付き合わされるだけということも多々ありました。
それに、土地所有者様が易々と自分の財産について見ず知らずの者に話す訳もなく、未収穫の日々が過ぎていきました。
お昼は、先輩の車に乗り込んで一旦会社に戻ります。
昼食をとった後、1時間学習会が行われていました。曜日によって、ロープレだったり、建築の勉強だったり、実例をあげてどう対処していくべきかの意見を出し合ったりです。
まあ、本社への報告のためのパフォーマンスといったところです。成績の悪い営業所は、『毎日きちんと学習会をやっていて、実践に生かせるように努力しています』という姿勢を示さなくてはなりません。そのための写真撮りが必要で、毎回3~4ショットiPadで送信して報告をしていました。
その後は、今度はそれぞれの車で出かけるのですが、早くても19時過ぎるくらいまでは会社に戻れません。どうにかして時間をつぶさなくてはならないのです。本来は、『見込み客』といわれる土地所有者様のお宅に訪問する時間帯としていますが、夕食時にお宅へ訪問できますか?どんなに仲良くなっても、常識的にできないですよね・・・。実際に、土地所有者様から他社のそういう愚痴は聞いていましたので、ますます行けない訳です。
しかも、GPSに支配されているので車の中でじっとしてもいられず、ウロウロ徘徊・・・不審者ですよね・・・。
先輩からのアドバイスは、「iPadを預かってくれる仲良しのお客様を作ればいいんだよ。地主さんじゃなくてもいいから。そしたら、預かってもらっている間に好きなところに行けるだろう。」でした。私には到底無理でしたが、先輩方は日常だったようです。
冬期間の夜の訪問が一番きつかったですねー。暗くなるのが早いと訪問するのに躊躇してしまうし、寒いと外をぶらぶら歩くのも厳しいし、車でトロトロ移動していましたよ。(笑)
入社して3ヶ月・・・この頃、同期入社した同僚が会社を辞めました。所長に何度か退職の希望を伝えたのですが、罵倒されて辞めさせてもらえず、退職代行を使って辞めていきました。(当時の所長になってから5人ほど辞めており、所長の首も危うく、これ以上退職者を増やしたくないという自分勝手なパワハラでした。)
辞めた同僚は、とても気持ちの優しい青年で、所長や上司にあたられることも多く、傍から見て “いじめ” に近いようなこともありました。
到底、ポジティブでいられる環境ではなく、最後の方はどんよりネガティブを身にまとっている様子で、私もできる限り悩みは聞いてお互いに励まし合っていましたが、回避できませんでした。彼は、まだ若いので早くけじめをつけてよかったと思います。
所長のことは、最初は研修で学んだような素晴らしい話をしていたので、共観し尊敬していました。
ですが、そのうちに
・自分の言ったことに責任を持たない
・忖度で、コロコロ変わる
・理不尽な言動
・保身しかない
・部下との信頼関係が築けない(部下を信用しない)
・言うほど仕事ができない(自分で「俺は、ビックマウスと言われている」と自慢していた)
・「契約が取れない!社内の雰囲気が悪い!お前らが変わらなきゃいけない!」と部下のせいにして言うけれど、自分は変わろうとしないし変えようとしない
という実像が見えてきて不信感が募り始めていたので、この同僚の退職で更に不信感が深まりました。
一つ例をあげると
所長は上司に指示されると、朝言ったことが二転三転して夕方には正反対のことを言い出し、朝の指示通りにやった部下に対して「なんでそんなことをした!」と、怒鳴る。【 貴方が指示したからやったんじゃないですか?自分が朝言ったこと忘れたんですか?それとも言った事実を消したい?まさか、アルツハイマーですかー?】
というようなことが、日常でした。
日常過ぎて、本当にそういう病気ではないかと心配になったくらいです。
心の葛藤と体の痛み
仕事自体に対しては、 “人生最後の仕事” と覚悟を決めて入社したので、やる気は変わっていませんでした。ただ、一向に契約に至るという気配がないので、この状態がいつまで続くのかという不安が出てきて、そのことに対して心の葛藤はありました。
日々のノルマで怒鳴られるのは、自分が仕事ができないからであり、自分のせいなので耐えられます。しかし、契約を取れずに一年も二年も先が見えない仕事に毎日追われ、その間、達成感がない状態で過ごすことに耐えられるかどうか・・・。
並みの前向きさでは続かない。超ポジティブな人間でないとモチベーションの継続は難しい。
飛び込み営業の仕事自体は、コミュニケーションをとることが好きなので嫌ではありません。むしろ、ウキウキする楽しささえありました。極端に拒絶されても「そうだよなぁ」って自分に置き換えて考えれば納得できるし、職場の人間関係も所長への不信感はあるものの、良好と言えました。
だけど、なぜ、神経性の病が?
突然、みぞおち部分とその背部に激痛が走り転げ回るほどの症状に襲われました。発作は、いつやってくるか分からず、そのうち慢性的に炎症が続くようになりました。
消化器内科でいろいろ検査をした結果、原因が見つからず精神的なものと説明を受けたのです。処方された痛み止めも効かず、あんな激痛が原因もなく襲ってくるのが、脳の勘違いみたいに言われても・・・。
『機能性ディスペプシア』と診断されました。
【自覚はないけど、仕事で少しずつストレスが溜まっている?仕事で自分に合っていない部分がある?仕事が負担?今の仕事をやりたくないの?】と、自分に問います。
仕事以外は人付き合いもなく、子供もいなければ親の介護もない自由気ままな生活を送る私にとって、原因となりうるのは仕事しか考えられませんでした。
【でも、会社を辞めたくない。辞めるほどの理由があるのか?辞めるほど悩まされている問題に気づいていないのかもしれないけれど・・・。】
そりゃあ悩みますよ〜。だって、ストレスの自覚がないのに体が悲鳴をあげているんですもの。
今度は、神経内科を紹介されて行ってみました。
カウンセリングがメインで、今の状況についていろいろ問われました。
結果、
「今の仕事は辞めたほうがいいんじゃないですか?」
「納得できていない部分があるんでしょう?」
「性格に合っていないんじゃないですか?」
と仕事から離れることを勧められました。
【やっぱり、仕事が合っていないのかなぁ・・・。でも会社には満足しているし、この歳で今からまた転職って。じゃあ、逆に辞めたくない理由って、何だろう?辞めたら、体調が良くなるかもしれない。毎日痛みを堪えて、いつくるか分からない尋常じゃない痛みの発作に怯えている・・・。それこそ明らかなストレス!】
もう一つの選択肢として、お医者さんに言われたのは、
「世の中、白黒つけられることばかりではないから、グレーなことも許す心を持たなければ生きにくいですよ。お薬を飲んでそうなれるようにしますか?」です。
恐ろしくないですか?仕事のために性格を変えなければいけないとか、そうなるためのお薬って・・・。私は、薬を飲んでまでグレーを許せる人にならなくてはいけないのですか?
この選択肢には、驚きでした。
そこで、考えてみました。
辞めたくない理由&この仕事を続けたい理由。
・結果を出せずに今いる場所から退くことは自分に負けるということ。→負けたくない。負けてはいけない。
・自分の提案で建物が建築されるというステータスはなかなか他の仕事では存在しないと思う。→実現したい。
・たくさんの方々とコミュニケーションをとることが出来る。→仕事や人生のスキルアップになる貴重な経験がもっともっとできる。
・なんの資格もない、頭も良くない自分が高収入を得られるという希望が持てる。→モチベーションが上がる。
・会社の待遇や福利厚生に満足しているし、職場の人間関係も良い。→居心地が良い。
欲望だらけで、なんともお恥ずかしいですが、辞める理由が見当たらないのです。私にはもう分かりませんでした。どうしていいのか・・・。
次に、会社の先輩や上司、周囲の人生の先輩、友人、家族などに相談し、たくさんのアドバイスをいただきました。
・真面目過ぎる。
・もっと楽に、仕事は楽しんでした方がいい。
・人間の集中できる時間には限りがあるんだから、それ以外の時間はもっと気を抜いていいんだよ。
・こん詰め過ぎ。
・なるようにしかならないんだから、成果が出ない時もあるよ、人間なんだし。それを許す心が必要。
・悩み続けていたって解決しない。切り替えが大事。
・白黒つけれないことも世の中にはある。グレーを許す心が必要。
などなど、皆さんがアドバイスしてくださる内容は、ほぼ一緒でした。
(当時の私はきっと余裕がなくて、こんな風に見られていたんだなあと、今なら一歩引いて見れます。)
心の葛藤が炸裂!
ここからは、当時、記した心の葛藤です。お恥ずかしいですが、心のつぶやきを加工なしで記述させていただきますので、お見苦しい点だらけですがご了承ください。
おっしゃることはよく分かる!全て “言葉” では理解できているよ。でも私の “心” が理解できていない。そうなれるものなら、今すぐにでもそういう考えの持ち主になりたい!とも思う。でも私には、「じゃあ、明日からそうします。」というように、即座に今までと違う思考に切り替えることは容易にはできない・・・。
そうだよねー、人生半分もの間、今の自分の思考で行動してきたんだから。
『人間ってそんなに簡単に性格を変えられるものなの?』
これまでにいろいろな仕事をしてきて、確かに自分が苦しくなったこともあったけど、今回のようになったことはなかった。
自分が変われないなら、そしてその思考の違いが大き過ぎるのであれば、それはやっぱり、自分には不向きな仕事ということ?
会社や仕事に対して表面的にストレスを感じているつもりはないけど、身体に異常がでているということは、原因はもっと内面的なところ、自分でも気付かないところにあるのか?潜在意識にまで関係しているの?もう、疲れた・・・。
正直アドバイスを素直に受け入れられない自分も、確かにいる。今まで生きてきた間の思考は間違いだったの?『改善点が何点かある』くらいなら、その部分を変えていこうと思うし、そうする。でも、ものの考え方の根本から変えなければいけないというのは、自分を否定されているようにも感じてしまう・・・。性格や思考を180度変えてまでしなければいけないの?仕事って。
そう考え始めると、
自分を変えた方がよいのか?
自分を変えられるのか?
自分は変われるのか?
自分を信じて、自分の根本は変えず(もちろん変えた方がよい部分については改善するが)に、自分らしくいられる仕事に転職するべきか?
最終的には自分で決断しなければならない。
しかし、今の私は何一つ決断できない。時間は経過する一方。焦る・・・。
考え過ぎて、思考がキャパオーバー!
当時は毎日こんなことを頭の中で巡らせていました。
なかなかの炸裂ぶりですよね。(笑)かなり追い込まれていたのが分かります。(照)
そんな中、決定的に所長への信頼が崩れた出来事がありました。
いつものように、朝突然の指令。配置獲得(土地所有者様から、物件を建てることを前提に建築の見積もりをご依頼いただくこと)1件。全国の営業所内全員が、達成しなければならない指令。お祭りのような行事(?)です。達成できない営業所の所長はどんなに怒られるか・・・平謝りしなくてはいけません。
『見込み客』だって難しいのに・・・。世の中に、そんなに毎日、アパートを建築したい地主さんがいると思いますか?
それでも、頑張ります。我々は、それが仕事ですから!
相変わらず襲ってくる痛みを堪えながら、真冬の夜、暗くなっても歩き回りました。しかし、やはりそんなに簡単なことではありません。
そんな時、所長が「しょうがない」と言って連れて行ってくれたのが知り合いの地主さんで、お願いをして書類に嘘の記入をしてもらい、それを報告したのです。
私のためにしてくれたことだからと、「ありがとうございました。」お礼を言ったものの、違和感が残ります。所長は、『俺は頼りになるだろう。』と鼻高々な様子です。
虚偽の報告に対してお礼を言う自分・・・。私には許せませんでした。
所長には、虚偽の報告をすることでフォローしてもらうのではなく、事実を報告した上でのフォローを期待していました。
怒られるのは所長なのでそれを避けたいのは充分分かりますが、理想の上司ではなく尊敬もできなくなりました。
わらにもすがる思いで、占いに行った話
追い込まれた私は、占いという第三者からの視点での、ものの見方に頼ることにしました。
そう考えたのは、これまでにいただいたたくさんのアドバイスとは違うアドバイスを求めていたからだと思います。
全くの第三者なら、何か違う方向から後押ししてくれるのではないか?という期待があったのです。
予約の電話を掛けると、生年月日(生まれた時間を含む)を聞かれました。
「では、◯時にお待ちしています。」
そこは、普通の住宅で看板もありませんでした。ドキドキしながら、椅子に座ります。
占いは何年ぶりでしょう。要所要所で占ってもらっているけど、占いって数年後に当たったと判明することが多々あるんですよね。
「何を占いますか?」
「仕事で転職を考えているのですが、今転職する時期なのかを知りたくて。」
ここに来るまでの経緯を話すと、
「実は、いらっしゃる前に生年月日で占っていたのですが。」と言い、
見せられたのがこちら、
「〈財〉や〈食〉が仕事に関すること、〈印〉が精神的な部分。数字を見ると明らかでしょう。仕事面が極端に高いのに精神面が極端に少ない。だから、精神的に負担がかかるのよ。」
【びっくり!私がこういう性格だっていうことは、生まれた瞬間にはもう決まっていたの?!そういうことってあるの?】占いに関心してしまいました。
しかし、また他の人に言われたのと同じことを言われたのです。
「これじゃあ、生きにくいわよ。もっと自分や周りを許して楽に生きないと!」
で、『自己肯定感もってますか?』という本を勧められました。
【やっぱり自分を変えなきゃいけないのかー?それで転職は?今は転機の時期なの?それを占いに来たんだけど・・・。】
なかなか具体的なことを言ってくれません。
「52歳からはすごく良くなる運勢だから、それまでは資格を取ったり準備の時期。それまでの数年間はずっと今の状態が続きますよ。」
【結局どんな仕事をしてもしばらくは辛いってこと?】
「他に聞いておきたいことありますか?」
【だから、転職の時期なのか聞きに来たんだけど・・・】
「今転職した方がいいのか?今が転職する時期なのか?私が決めることなんですが、今が変化の時期なのかどうか知りたいです。」
面倒な客ですよね。ここでも、きっちりしたい。今転職することが良いのか悪いのかが聞きたいのです。
アラフィフの私に、正社員の仕事を辞めるべきか続けるべきか問われても重過ぎる質問ですよね。どっちにしても、後で「あなたに言われたからこうしたのに。」と言われることが怖いのでしょう。
【大丈夫だよ。占いで自分の人生は決めないから。最終的には自分で決めなきゃいけないことくらい分かっているから。他人のせいになんかしないよ。】
『どうしよう』って感じがうかがえ、「タロットで占ってみましょう。」とカードに委ねられました。
なんか、最後はブレブレのタロット占い(私の望み通りのカードが出なければやり直ししていました)で終わり、
料金6000円。(1時間半で9000円のところをお値引きしてくれました。)
【結局、分からないってことなのね・・・。】
でも、占いに行ってよかったのです!『自分で考えなきゃいけない』ってことが、『他人に頼っても仕方ない』ってことが充分に分かったから。
【考えよう。とことん悩もう。この歳になってもこんな風に悩むことがあるとは・・・。人間って、本当に死ぬまで学んで成長していくんだなぁ。】
新しいことに向かう時、いつもこれまで経験したことのない問題がぶつかってきます。乗り越えて学び成長して、乗り越えて学び成長して・・・これを繰り返しています。
『ここが幸せ!』というところに留まっていられないのも宿命です。もっともっとという欲が出てきてしまうから。
楽なところで、楽に生きることもできます。ただ、そうしてしまうとその上の世界を見ることができないのです。
私はどうやら、違う場所を探すことが好きみたいです。だから悩むことを楽しめるようになりたいと思います。
仕事を辞めることは負けることなのか?
仕事を辞めることは負けることなのか?
今まで何度も仕事を辞めましたが、後悔をしたことはありません。
確実に今よりは大きくステップアップできたし、満足のいく仕事ができていたから、また違う仕事で結果を出したいという思いを抱き、それを叶えてきました。
だから、いつも後悔はしませんでした。
むしろ自分の選択バンザイです!
でも今迷っているのは、満足のいく結果を出せていないから、次の仕事に就いたときに『あそこまでやりきればよかった』『また挑戦してみたい』と後悔するのではないかという恐怖があるからです。
そして年齢が若ければまた挑戦することも可能ですが、この年齢になってしまうとまず不可能でしょう。今後選べる仕事の幅が狭くなることも覚悟しています。
だから余計に、仕事を辞めてから “するかもしれない後悔” を恐ろしく思っているのです。
職場の環境が良くて職場に何の不満もないのに成果を出せない自分を、許せずに辞めたいと考えるタイプと、成果を出さなくても平気でいられるタイプ。
前者は、真面目にサボらず仕事をしても報われないことに耐えられなくなります。
後者は、サボって楽してお金をもらえているのだから辞めるのはもったいないと考えます。
両極端ですが、この職場は大きく分けてこの2つのタイプの人間で構成されています。
私は前者のタイプ。
『仕事ができない奴の典型じゃないの?』と思われるでしょう・・・確かに要領良く仕事をすることはもともと苦手です。
言い訳がましいですが、前職までは真面目に一生懸命に仕事をして成果を出してきました。現職に限って、仕事ができない奴になってしまっています。
それが悔しくて、辞められません。負けて辞めることが嫌です。これはつまらない意地なのでしょうか?
一生懸命にやって報われる仕事が私には向いているということなのでしょうか?
でも、それじゃあ自分が許せない?のです。自分に向いていない仕事があることを認めたくないのです。
【あ〜あ、めんどくさ〜自分。ここで、自己肯定感が必要なのか?】
『今までよく頑張った!やることはやって出来なかったんだから、もう自分を許してもいいよ。もっと楽になろう。』と自分にやさしくすればいいのでしょうか?
って、これは甘えなんじゃないの?
う〜ん・・・
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決心、会社を辞めます。
悩みに悩んだ挙句、会社を辞める決心をしました。
辞めたい気持ちが湧き出して、モチベーションが下がり、やる気が出ず・・・そこから決心するに至るまで3ヶ月、悩みましたが決心しました。
アラフィフの転職には勇気がいりました。若い頃とは違って後悔しても後がないと思い、悩みました。でも悩んでるうちに、『そんなことはないんじゃないか?人生100年としたら50歳はまだまだ現役だし、今の世の中人手不足だし、歳を重ねただけ経験はあるのだから、そんなにネガティブにならなくてもいい、もっと前向きに、ポジティブに考えよう!』と思うようになりました。
実際に転職活動をはじめてみると、私の年齢でも応募可能な会社は数多くありました。
年齢に関する記載がなく問い合わせをしても、「年齢が上の方でもその分経験がおありなので、採用の合否に年齢は関係しません」とおっしゃってくださる担当者さんにしか私はあたっていません。(有り難いことです。)
もちろん、求人広告に「キャリア形成のため◯◯歳以下」という記載がある会社もありますが、それは、30代、40代の頃も既に応募できなかったりしましたので、その頃と変わりはありません。むしろ以前より、年齢制限については緩くなっているような気がします。高齢化社会ですからねー。
今までは仕事重視で生きてきたから、これからはプライベートも両立できる仕事を選んで、楽しく残りの人生を過ごしていきたいなぁと思うのが一般的でしょうが、私はやはりこれからも仕事が生活のメインになっていくので、自分の生きがいと思える、楽しんでできる仕事がしたいです。
そのためには、まず、この会社を辞めなければいけないのです。ネガティブな自分とお別れをして、本来のポジティブな自分を取り戻さなければいけないのです。
受理してもらえない退職願
意を決して、退職表明をしました!
もう3度目ですよ。まだまだめげない上司・・・。もういい加減、許してくださいって感じです⤵︎
1度目は、
退職理由の一つである所長に対する不満を、本人に赤裸々に怒りをぶつけました。(赤裸々の使い方間違ってますか?)
さすがの所長も、部下にそこまで言われてはメンツが丸潰れです。その場では「それならしょうがないな、分かった。」とキレ気味にOKしてくれましたが、数時間後には、(上司に説得されたのか?)「今まで、誰も言ってくれなかった。気付かせてくれて良かった。これから直していくよ。」と言ってきました。保身のためというのは見え見えでしたし、変わるわけはないと思いましたが、留まるしかありませんでした。
前述の同期入社の同僚が退職した後に、やはり所長のやり方が気に食わなかったベテランの社員(2~3年後には定年退職を迎えるはずだった)も突然退職したので、本当にもう退職率がヤバい状態で、後がなく必死だったのでしょう。
2度目は、
ついにストレス性胃腸炎になったのと、やはり所長に対する不信感が消えず、私には向いていないと告げました。胃腸炎は転げ回るほどの痛みで、いつくるか分からないのでお休みする日も増えました。
所長からは退職の承諾ではなく、「一度休職してみたら?それでも、ダメだったらその時に退職すればいい。」という提案でした。私はこのままだと心身ともに壊れてしまい、他の仕事もできなくなるのではないか?という恐怖で、一日も早く職場を離れたいと休職しました。
そして3度目・・・
とりあえず提案通りに休職したし、「もういいでしょう。」という気持ちで退職を申し出ました。この頃には、もう仕事に対する未練も会社に対する未練もなくなっていました。
すると今度は、「会社の制度が変わって、退職するためには所長との面談後、さらにブロック長との面談が必要になった。」というじゃないですか・・・。もう辞めるのに、面談の必要性がありますか?3度も退職の意思を伝えているんですよ。そんな会社、聞いたことがないです。
会社がどんどん嫌いになって、生理的に受け付けないくらいまでになりつつありました。
さらに、「休職中にお客様から何度も連絡があって契約進みそうだよー。」と、人参をぶら下げてきました。
この状態まできた私の気持ちは、『もういらないよ、その人参。いらないから、もう勘弁してくれー。』でした。
昔のコマーシャルを思い出します。「上司に恵まれなかったあなたも、オー〇〇オー〇〇」なんてありましたよね?
人のせいにするつもりはないけれど、上司のせいにしている自分がいるのが嫌だし、仕事や会社に対して愚痴っている自分も嫌だし、もっと晴れ晴れとした気持ちで、仕事に精一杯取り組むのが本来の自分だと思っているから、そんな自分に早く戻りたい!その一心でした。私の人生の中の貴重な時間ですからー。
それは新しい春のはじまりの頃でした。
【桜が満開になる頃には、私も笑顔満開になれるかなぁ・・・。】
退職できないモヤモヤが、ポジティブ全開になりきれないでいました。
退職できないってことはないでしょう!
退職に前向きにっていうのも何か変ですが(笑)前向きに退職できると信じ、前向きに退職方法を考え、前向きに退職するための行動をし、前向きに『さようなら〜』をしよう!と決めました。
桜満開を、笑顔満開で、迎えられるように!
強行突破!
私は遂に、退職願を本社へ簡易書留で郵送しました。
あの所長とやり取りしていても、どうにもならないという結論に達したのです。だって、彼は辞められたら困るのですから、退職願を受理するはずがありません。どんなことをしても、引き留めてくるのです。
その後もすんなりではなく、一度支社から連絡がきていました。「提案があるんですけど、もう1ヶ月お休みすれば自動的に退職になるから休みませんか?」というおかしな提案でした。私は、もうこんな会社とは本当に関わりたくないと思い、「そういうのが負担になります。続ける、辞めるをはっきりしないと次の仕事にも就けません。」と言ってやりました。
今まで、いろんな会社にお世話になりましたが、こんなことを言う会社はありませんでした。どいつもこいつも保身ばかりで、全く信用ができない・・・と思った会社でした。悪の根源が、何なのかは私には分かりません。もう関わりはないのでそれを考える労力を費やす意味もありません。
斯くして、無事希望日に退職となりました。
最後に
自分の能力についていろいろ考えます。
今いる場所は正しいのか?
行動・言動は正しいのか?
向かう方向は正しいのか?
その仕事に私よりもっと相応しい人がいればお任せすることが正しいだろうし、相応しい人がいなければ自分で信じた方向を更に道開いて伝えていくことが正しいだろうし、仕事を続けることも責任重大だし、仕事から退き、残る人たちに伝えること、これから向かう道を示すことも重要だと思います。
まずは、一安心です。
自分にとって不必要だった時間を、これ以上引きずることを阻止できました。ただ、刻まれた時間を無駄とは思っていません。短期間ではありましたが、充分にかみごたえのある良い経験ができました。
ありがとう!ブラックー!!(笑)
仕事は生活の一部です。仕事がメインではありません。でも私のように趣味がない方には伝わると思いますが、仕事が生活の大部分、いや、仕事だけみたいなこともあります。でも、これからは仕事以外の楽しみを見つけられたらなとも思っています。残りの人生を考えたら、なにか自分の楽しみが必要だなとしみじみ感じました。仕事に対するやりがいも確かに楽しい!でも、それだけでは疲れてしまう時もありますし、仕事を一生続けることも難しいです。
年齢とともに、だんだんといろいろなことができなくなる・・・。限られたことしかできなくなった時、自分に必要なことを絞った時、やっぱりそれは仕事ではなく、自分の人間性に合ったことや、家族や親しい仲間たちとの時間が大切になってきます。
若い時はがむしゃらに仕事を極めてきて良かったと思っています。でも今は人生を美味しく生きていい年齢にきているのでは?と思い始めました。まだその域にいくには、自分は足りない気もしますが・・・そこは甘えていいくらいのところにきているのでは?と思うようにします。
私のセカンドストーリー、始まります。
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