50代になって、
「医療保険に入っていないけど、このままで大丈夫かな?」
「今から入っても遅くない?」
と、気になり始めた方もいるのではないでしょうか。
私は、これまで保険に関わる仕事をした経験もあり、保障について考える機会が比較的多くありました。
そのため、医療保険に加入しています。
そして今、年齢を重ね、家族の病気を経験して、
「もしものときの備え」について、さらに身近なものとして考えるようになりました。
今回は、50代で医療保険に入っていない方や、これから加入を検討している方へ、私自身が身近で経験したことも交えながら、50代からの医療保険について一緒に考えてみたいと思います。
※この記事は、特定の保険商品への加入をすすめるものではありません。公的医療保険や貯蓄なども含め、自分に合った備え方を考えるための一つの参考としてお読みください。
50代になり、医療保険について改めて考えた
若い頃は「大きな病気なんて本当にするのかな?」と現実的に考えられなかったことでも、
健康診断の結果が気になったり、
同年代の人から病気の話を聞くようになったり。
年齢を重ねるにつれ少しずつ身近なものに変わり、不安を感じてくることもあります。
私自身、健康診断で経過観察の項目が増えてきたのも50歳前後だったと思います。
ちょうどそのころ共済や保険に関する仕事をしていたこともあり、それまで加入していた医療保険の保障内容について改めて考えるようになりました。
私の場合は、家族が突然がんを患ったことも大きなきっかけになりました。
兄は50代で大腸がんが見つかった
私の兄は、50代で大腸がんが見つかりました。
見つかったときには、すでにステージ4でした。
その後、何度も入退院を繰り返し、抗がん剤治療も受けました。
それまで普通に暮らしていた身近な人に、大きな病気が見つかる…。
実際にその姿を見て、
「病気は、本当にある日突然見つかるものなんだ」
と遠い世界の話ではないことを強く感じました。
入退院を繰り返す現実を目の当たりにした
病気になったら、
「一度入院して治療を受ければ終わり」とは限りません。
治療が長く続くこともあれば、入退院を繰り返すこともあります。
兄の経験を通してそんな現実を目の当たりにした私は、医療への備えについて、より深く考えるようになりました。
「もし自分だったら?」
そう考えると、医療費だけではなく、仕事や収入、日々の生活のことまで含めて考えておく必要があるのだと改めて気づかされました。
高額療養費制度が2026年8月に見直された
日本には「高額療養費制度」があります。
医療機関や薬局の窓口で支払う保険診療の自己負担が一定の上限額を超えた場合、その超えた額が支給される制度です。
自己負担の上限額は、年齢や所得によって異なります。
2026年8月から制度が見直され、月ごとの自己負担上限額が変更されたほか、長期にわたって治療を受ける方への配慮として、新たに年単位の「年間上限」も設けられました。
一方で、入院時の食事代や差額ベッド代など、高額療養費制度の対象にならない費用もあります。
また、病気によって仕事を休むことになれば、医療費とは別に収入への影響も考える必要があります。
だから、公的な制度があることを知ったうえで、それでも自分にはどのくらいの備えが必要なのかを考えることが大切なのだと思います。
※高額療養費制度は今後も見直される可能性があります。利用を検討するときは、厚生労働省や加入している公的医療保険の最新情報をご確認ください。
高額療養費制度があるから医療保険はいらない?
「高額療養費制度があるから、民間の医療保険はいらない」
とも、
「必ず医療保険に入った方がいい」
とも、一概には言えないと私は思っています。
どのくらい貯蓄があるのか。
仕事を休んだ場合、収入はどうなるのか。
勤務先などから受けられる保障はあるのか。
毎月どのくらいなら無理なく保険料を払えるのか。
人によって状況が違うからです。
だからこそ、まずは「自分の場合はどうだろう?」と考えてみることが大切です。
50代で医療保険を考えるなら確認しておきたいこと
もし今、医療保険に入っていなくて、
「そろそろ考えた方がいいのかな?」
と思っているなら、加入する・しないを決める前に、一度現在の備えを確認してみるのがおすすめです。
たとえば、
- 公的医療保険でどこまで備えられるのか
- 入院や治療が続いた場合、貯蓄でどのくらい対応できるのか
- 病気で仕事を休んだ場合、収入はどうなるのか
- 今から加入すると保険料はいくらになるのか
- 入院・手術・通院など、どこまで保障されるのか
- 今後も無理なく保険料を払い続けられるのか
など。
そして、すでに健康面で気になることがある場合は、加入できるかどうかや保障条件についても確認しておきたいところです。
大切なのは、
「みんなが入っているから」ではなく、自分にはどんな備えが必要なのかを考えること。
民間の医療保険だけが、病気に備える方法ではありません。
公的な保障を確認して、
貯蓄でどこまで対応できるかを考え、それでも不安が残る部分を民間の医療保険で補う。
そうやって、この機会に自分自身の備えについて棚卸しをしてみるのもいいと思います。
私は「保険がある安心感」も大切にしています
私は現在、医療保険に加入しています。
もちろん、保険料は毎月支払わなければなりません。
長い間使わなければ、
病気やけがをしないことは良いことなのですが、
「ずっと払っているけれど、全然使ってないなぁ」
と思うこともあります。
でも、身近で兄の病気を経験した今は、
もし自分に何かあったとき、医療費のことばかりを心配せず治療に向き合えるようにしておきたい。
そんなふうに考えるようにもなりました。
私の場合は、医療保険に入っていることが少しの安心感につながっているのです。
ただし、すべての人が「医療保険に入っていれば安心」という考え方になるかといえば違うと思います。
生活環境も保険に求めるものも、人それぞれ。
だから私は、
自分にとって、どのくらいの備えがあれば安心して暮らせるのか。
そこをそれぞれの人が考える必要があるのだと思っています。
まとめ|50代は医療への備えを一度確認してみる
50代だからといって、必ず医療保険に加入しなければならないわけではありません。
十分な貯蓄があり、もしもの医療費にも対応できると考える方もいるでしょう。
一方で、
「そういえば何も考えていなかった」
「もし病気になったら、家計がどうなるのか分からない」
という方なら、一度立ち止まって確認してみてもいいのではないでしょうか。
私自身、50代でがんが見つかった兄が長く治療を続ける姿を身近で見たことで、
元気なときに考えておくことも、大切な備えのひとつ
だと感じるようになりました。
医療保険に加入するかどうかを考えている方は、
まずは、公的な保障、今ある貯蓄、
仕事を休んだ場合の収入、そして民間の医療保険。
それぞれを確認して、
「私はこれなら安心できる」
と思える備え方を、元気な今のうちに見つけておけたらいいですね。

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