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【夜勤専従】という働き方を選んだ理由/50代女性転職/日中の時間帯を限りなくフリーにしたい

転職

昨年、急に親の介護が身近なものとなり、いろいろ悩んだ挙句、良いご縁にも恵まれ、働き方を大幅に変えました。

それが、夜勤専従という働き方です。

50歳を過ぎてから人生初の夜勤の仕事は、周囲の心配の声に反して、私自身何の抵抗もなく始められました。

でも、やはり夜勤は大半の人が好まない傾向にあるようで、特に女性で夜勤を志望した私は、新しい職場で、当初、かなり物珍しく思われていました。

「なんで夜勤?」

という質問に、何度答えたか分かりません。

私は、逆に、

『なんで?「なんで夜勤?」って、聞かれるんだろう?こんなに効率的な働き方はないのに。』

と思いながら、質問に答えていました。

今、このブログを読んでくださっている方も、「なんで?」って、思っている方が多いのでしょうか?

ご参考までに、夜勤専従という働き方や、私がこの仕事を選んだ理由をご紹介させていただきます。

夜勤専従という働き方

夜勤専従という働き方を始めて、約半年が経ちました。

私は、今の仕事に出会うまで、夜勤専従という働き方を知りませんでした。

こんな働き方があったなんて、目から鱗です。

医療や介護の仕事に多い夜勤専従は、施設によって、2交代・3交代など時間帯やシフトが様々なようです。

夜勤専従は変形労働時間制

夜勤専従というのは、夜勤のみに従事する働き方で、雇用形態は問われません。

私の場合、1回の勤務時間は16時間30分で、休憩の4時間を除くと、実質12時間30分の勤務になります。

夜勤専従の場合、1回の労働時間が8時間を超えるので、変形労働時間制が適応されます。

  1. 変形労働時間制は、労使協定または就業規則等において定めることにより、一定期間を平均し、1週間当たりの労働時間が法定の労働時間を超えない範囲内において、特定の日又は週に法定労働時間を超えて労働させることができます。「変形労働時間制」には、(1)1ヶ月単位、(2)1年単位、(3)1週間単位のものがあります。 
引用元:厚生労働省ホームページ

変形労働時間制にもいろいろあるようで難しいですが、基本的には、1週間あたり40時間以内の労働時間であれば問題はないようです。

シフトと休日

私の場合は2交代制で、1ヶ月に10日ほど勤務しています。

シフトで言うと、出勤日の翌日(夜勤明け)は休日とみなされない(休日は、原則、暦日〈午前0時〜午後12時までの継続する24時間〉で与えなければいけないと労基法で定められています。例外あり。)ので、夜勤明けの翌日が休日、その翌日がまた出勤日になります。

出勤日退勤日休日出勤日退勤日休日
PM16:30~出勤~AM9:00退勤 終日PM16:30~出勤~AM9:00退勤終日
<シフト例>

つまり、10日出勤でも退勤が翌日なので、20日勤務していることになります。

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夜勤専従の働き方を選んだ理由

私が働き方を見直そうと決心したのは、前提として、

①とにかく、日中の時間帯を限りなくフリーにしたい

(日常の用事というものは、大抵、日中の時間帯に発生するので、そのたびにお休みを申し出るのは上司や同僚に迷惑が掛かるし、私自身申し訳ないという気持ちがストレスになるからという理由です。)

②お給料を減らすことなく、仕事に充てる時間を最小限に抑えたい

(当たり前ですが、自分の生活は変わらず続けなければならないので、収入を減らす訳にはいかないという理由です。)

という2つの理想を抱いたからです。

私は、もともと、“ずっと自宅で過ごしたい願望”がとても強く、繰り上げで60歳から年金暮らしをしようかと毎日悩むくらい、老後を待ち遠しく思っていました。

(とは言うものの、今の時代、年金には頼れないことくらいは分かっていますけどね・・・。)

つまり、今の理想と将来の理想は、合致していたのです。

それに気づいたら、早く理想を現実にできた方が良いに決まっています。

『そんな理想の職場があったなら・・・ですけど。』

そんな風に考えていたら、あったんですよ。

グットタイミングで。

周囲の人達からは、「そんな仕事があるの?どんな仕事なの?」と言われ続けていましたが、

実際に転職が決まり、“こんな仕事”と説明しても、あまり魅力的には思われていない様子で、

「大変でしょう?」と心配されました。

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一般的な夜勤の仕事は理想と違っていた

最初は、夜勤専従という働き方を知らなかったので、一般的な夜勤の仕事を探しました。

今更、正社員を目指すつもりはなかった(年齢的になりたくても採用されないでしょうが)ので、パートもしくは契約社員として働きたいと考えていました。

また、お給料面で厳しければ、早朝勤務や*プチジョブなどの単発勤務で、ダブルワーク・トリプルワークをしても構わないとも考えていました。

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夜勤の仕事は選択肢が狭い上に、年齢的・体力的にガードマンの仕事や飲食店の仕事など厳しいものもあり、まずはホテルの夜間フロントの仕事に絞って探すことにしました。

繁忙期が近かったため求人数は結構あり、実際に応募もしましたが、拘束時間や出勤日数を多く求められる割には、深夜勤務なのにお給料面が思ったほどではありませんでした。

やはり、世の中そんなに甘くはないということを身にしみて感じましたが、既に退職の手続きは進んでいたし、現在の職場に居続けるのも違うと思っていたので、理想の②仕事に充てる時間を最小限に抑えたいは叶いませんが、とりあえず①日中の時間を限りなくフリーにすることだけは叶えようと思いました。

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理想の求人【夜勤専従】とのご縁

私は、理想の働き方を諦めてはいませんでした。

退職の日を迎えるまではまだ時間があったので、きっと他にも理想の求人があるはずだと、あらゆる求人広告に目を通していました。

努力は報われる

揺るぎない決意は、何事をも可能にする

言霊は現実になる

とは、よく言ったものです。

理想の求人広告は、ある日突然、目に入ってきました。

<事務系の仕事>

・嘱託社員(定年退職まで継続雇用あり) 

・月給制+深夜、休日手当

・厚生年金、各種社会保険あり 

・有給休暇あり

・賞与あり(年2回)

・交通費支給あり

お給料は、前職よりも若干良くなりそうでした。

そして、月10回程度の勤務!

『もう、採用されるしかない!』

という意気込みで挑み、見事、ご円が繋がったのでした。

信じるものは、救われる

です。

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最後に

夜勤専従の仕事に就いて、約半年が過ぎました。

どんな仕事もそうですが、大変な時もあるし、やりがいを感じる時もあるし、夜勤だからといって楽な訳ではありません。

大半の人が眠っている夜中でも、ちゃんと仕事をしています。

一人前と言うにはまだまだ先が長いですが、私にとってのメリット・デメリットを考えると、これ以上理想の職場はないので、頑張って乗り越えて行こうと思っています。

私の2つの理想

①とにかく、日中の時間帯を限りなくフリーにしたい

②お給料を減らすことなく、仕事に充てる時間を最小限に抑えたい

は、妥協することなく叶えられました。

お陰で、両親や家族の急な用事に、誰にも気兼ねなく出向けるので、その面でストレスを抱えることはありません。

それに、自宅で過ごす時間が増えたので、オンライン講座を受講したり、趣味ができたり、推しができたりと、今までのような仕事に追われた生活では、考えられなかった生活スタイルを築けています。

すべてのことに、感謝しかありません。

私は、親の介護が身近になったことがきっかけで、今後の働き方について深く考え、大幅に舵を切ることができました。

たまたま、私にとっては理想的な働き方が夜勤専従の仕事でしたが、価値観は人それぞれだし、その時々その人が置かれた状況によって、理想的な仕事は違います。

もし、今の仕事が理想と大きくかけ離れているのであれば、その職場には居続ける必要も義理もありません。

あなたにぴったりの働き方を、ぜひ、この機会に考えてみてはいかがですか。

この多様性の時代、これまでは考えもつかなかった働き方が、存在しているかもしれませんよ。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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