今朝は、5時に実家からの電話が鳴りました。
老老介護中の父からのSOSです。
父からのSOS
実家へは、ゴールデンウィーク前に帰って以来、仕事が続き、帰っていませんでした。
両親はかなり耳が遠くなり、電話も滅多にしません。
帰るコールくらいです。
そのコール音すら、気付かないことがあるので、連絡なしで帰ることもあります。
だから、父が朝早くから電話をかけてくるなんて、よっぽどのことです。
救急車を拒否
食事だけは、3食しっかり食べていた認知症(医師が診断した訳ではありません。そもそも、認知症の検査もしていませんが、明らかに認知症の症状があります。)の母が、数日前から食事もあまり摂らず、排便もせず、体のあちこちの痛みを訴え、起き上がれなくなったので、昨日の夕方、救急車を呼んだそうです。
でも、母は、救急車に乗ることを拒否。
本人が拒否する以上、救急車へ乗せることはできない決まりだそうです。
それはそうですよね…
しかも、拒否する元気があるなら、まだ大丈夫じゃないかとも思いますよね。
初めての粗相
母は、昔から膝に痛みがあり、更に4年ほど前に転んで大腿骨を骨折してからは、トイレと食事の際は起き上がるものの、ほとんど寝たきり状態です。
トイレは自分でできるように、ベッドの横にポータブルトイレを置き、使用しています。
トイレが自分でできなくなったら、自宅での介護が難しくなることを知っているので、頑張っているんだと思います。
そんな母は、失敗するのが怖いのもあるのか、頻繁にトイレに起きていました。
それが、初めて昨夜、体の痛みで起き上がれず、ベッドの上でしてしまったようなのです。
父も始めてのことに気が動転したことでしょう。
もちろん、母本人も…。
やるせない気持ちが爆発して、父にあたってしまい、父もまた、大パニックだったと想像ができます。
それで、あんな朝早くに、私に頼ってくれたのです。
「今日、来れないか?」と…。
仕事は急に休めない
今日は一人勤務の日で、休めない日でした。
父は、母はもう死ぬかもしれなくて、私に会いたがっていると言います。
私は、すぐにそうなるような状況ではないと感じたので、今日は仕事が休めないと答えました。
でも、実際にどういう状態なのかは見ることができないので、本当はすごく心配でした。
今日は、定期診療の日で病院へ行く予定だと言うので、行ってから状況を連絡するように伝えました。
私はどうしたい?
私は、ずっと考えていました。
もし、今日、本当に母の容態が悪くなったら、私は仕事を放り出して、駆けつけることができるのか?
本当の気持ちはそうしたいけど、会社の人たちに迷惑を掛けてしまうという気持ちが優ってしまって、そうこうしているうちに後悔するようなことになるのではないかと思いました。
だから、今の仕事はやめた方がいい。
いつでも動ける仕事にしなければ、今後このような時に、また動けない…。
今の職場は、実家の反対方向にあり、自宅より遠い場所にあります。
せめて、実家寄りの職場にした方が良いのでは?
仕事が大切か、両親が大切かと言ったら、もちろん両親です。
三人兄妹の末っ子一人娘で、ずっと可愛がって育ててもらいました。
恩返しは、まだまだ何もできていません。
両親には、最後までできるだけのことをしたいと思っています。
私は、いろいろな仕事を経験したいと思い、良くも悪くも、転職と副業を数多くしてきたので、いざとなれば、どんな仕事でもできる自信があります。
仕事をやめることには、抵抗がありません。
若い頃とは違って、年齢が転職の邪魔をするかもしれませんが、経験があるし、何でも受け入れる覚悟もあるので、心配はありません。
本腰入れて転職を考える
私が希望の職場に転職したのは、一年半ほど前のことです。
人間関係も福利厚生も良く、4月からは昇給もしました。
大変ですが、憧れていた、好きな仕事です。
ただ一つだけ不満が…
自宅から遠いということです。
実は、少し前から転職を考えていました。
最初は、通勤の時間を有意義な使い方ができれば、問題はないと思っていたのですが、一年が経ち、やはり通勤に費やす時間がもったいないと思い始めました。
大好きな家にいる時間は、もっと多い方がいいですし、一応やりたいこともあるんですよね。
今が、いいチャンスなのかな?
生活が動く時は、すんなり決まるものです。
いつもの如く、流れに身を任せて、前進あるのみです。
でも、今日のことがあって、自分の本当の気持ちを知ることができました。
一日の終わりに
これからのことに、たくさん不安もあるけど…、
生きている限りは、向き合っていかなきゃいけないこと。
高齢の両親はもっと不安だと思うけど、
毎日『向き合って生きるしかない!』
と踏ん張っているのだから、
私は逃げる訳にはいかない。
休むことは、あるけどね。
介護は、みんなで協力し合っていかないと、誰かが潰れてしまうから、交代で休みながら、
誰も、罪悪感を抱かないように、後悔しないように、最期を迎えるその時まで。
日々を笑って過ごそうね。
明日、退職の話をどう切り出すか、
悩むなぁー。
今日も、一日に感謝とありがとう!
明日も笑顔でね。
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