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みかんが食べたいと言う母に、私ができることは何だろう/一日の終わりに

親の介護

あまりにも気が滅入ると、ブログを書くことすら敬遠してしまいます。

書きたいことは、ブログ更新を途絶えた時から、ずっと山ほどあるのに、どんどん遠ざかってしまっていました。

今日は、踏ん張ってブログに向かっています。

面会と病状

昨日、先月入院した母に、二度目の面会をしてきました。

10日前は驚くほどの回復を見せ、元気だった母が、更に痩せて、弱々しくなっていました。

心身ともに自信が薄れ、不安な感情も滲み出ていました。

体調が悪いのは、自覚があるのでしょう。

酸素吸入はしているものの、いつもより息苦しそうでした。

平熱の時もあるようですが、37度台の微熱が続き(たまには 38度後半の高熱の時もある)、あまり食事を摂っておらず、良い方の肺も肺炎におかされはじめているとのことでした。

現在の治療は、その肺炎を抑えることだそうです。

抗生物質の点滴をしています。

もう片方の肺は、痰か膿と思われるものが溜まっていて、レントゲンを見ると真っ白になっています。

こちらは、検査のたびに、多少白い影が薄くなったり、また真っ白になったりとなかなか回復は難しいようです。

当初予定していた二週間の入院ですが、良い方の肺の肺炎が治り、食事がある程度できるようになるまでは、退院の目処が立たないようです…。

母との二度目の面会

面会は、父と兄と私の三人で行きました。

本来は、二人ずつの面会で合計15分の決まりのようですが、今回は三人一緒に15分面会をすることができました。

突然ゾロゾロと病室へ入っていったので、母は、

「そんなに自分の病状が悪いのか?」

と心配していました。

前回、面会は予約制で、一週間に一度、15分しか会えないことは伝えていましたが、

忘れたのか、理解できていなかったのか…

また、その説明から始まりました。

この日は、私たちの面会の前に、お風呂に入れてもらったそうです。(入浴は4年ぶりくらいです!)

お風呂嫌いの母なので、本当は嫌なのに、よく頑張ったなと思いました。

母は、家族には超わがままですが、他人には気を使うので、我慢していることがたくさんあるのでしょう。

「まだ、家に帰られないの?早く帰りたい。」

と、何度も言っていました。

誰かが側にいないと、水を飲むことも、出た痰をティシュで取ることもできない状態です。

そのたびに、誰かを呼ぶ訳にもいかないので、我慢するしかないのです。

それが当たり前のことかもしれませんが、もっと制限なく面会ができたら、長時間付き添えて、何でもしてあげられるのにと思いました。

みかんが食べたい

「水が飲みたい。新しい水が飲みたい。」

と、母は早速、要求してきました。

新しい水を渡すと、たくさん飲みました。

すると今度は、

「みかんが食べたい。」

と言い始めました。

さすがに突然言われても、みかんはないので、この要求にはこたえられません。

そして、あっという間に面会の15分は過ぎました。

前回は、帰り際に、

「また来てね。」

と言っていた母が、

今回は、最後まで、

「みかんが食べたい。」

と訴えていました。

認知症も進んでいるのかな…と思いました。

好きなものを食べさせてあげたい

病院食は、おかゆ・ゼリー状のお茶・刻んだ副菜などです。

食欲がないのは、食べたいものがないということもあるのではないでしょうか。

好きな食べ物だったら、もっと口にしてくれるのではないかと考えてしまいます。

自宅にいれば、好きな時に食べたいものを食べられるのに…と思うと、不憫に思いました。

後どれくらい、食べることができるのか分からないのだから、できるだけ食べたいものを食べさせてあげたいです。

それが叶わない今の状況に、どうすることもできない私は、どうしたらいいのか…心が痛みます。

これから退院したとして、おそらく施設に入ることになると思います。

体調が万全ではないし、寝たきりの母が快適に過ごす場所としては、自宅は相応しくないのです。

本人の気持ちを考えると、自宅で何とかできないものかと思いますが、嫁になった私が、ずっと実家で過ごすことは無理ですし、老いた父だけでは現実的にとても難しいことなのです。

兄夫婦に、過剰に負担が掛かることも、避けなければいけません。

訪問介護や訪問看護を頼んでも、限界があることも数週間で実感しました。

それに、自宅で過ごすことで、母の生命が短くなることも考えられます。

施設は、いくらかは好きなものが食べられる環境なのでしょうか…。

一日の終わりに

何が、母にとって幸せなのかは、正直分かりません。

人の人生に、正解というものはないからです。

いろんな可能性から、選択していかなければならないのです。

最近、そんなことをグルグル考え続けています。

そして、自分の無力さが嫌になります。

私は弱い人間です。

現職は、退職することにしました。

『母や父との時間をできるだけ増やしたい。』

ただただ、その気持ちだけで決めました。

現実的に考えて、ようやく安定した職業に就いたのに、もったいないと思います。

感情的になっているのも、事実です。

でも、今しかできないことをしたいのです。

代えの仕事はあります(50代では、限られるかもしれませんが…)が、かけがえのない両親に会える機会は、あと何回あるのでしょう。

安定した仕事を辞めることは、親孝行ではないかもしれませんし、両親が望んでいることではないかもしれません。

しかも、私のことを、それほど必要としていないかもしれません。

これはもう、私の自己満足の域です。

まあ、もともと転職癖があるので、その癖のせいもありますから、両親のせいにするのはズルかったですね。

反省…。

今日も、一日に感謝とありがとう!

明日も笑顔でね。

親の介護
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